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eラーニングは意味がない?参加したくなる研修づくりのコツを解説

オンラインで学習教材の提供を検討している方の中には、「eラーニングは意味がないのではないか」という不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、適切なターゲットを設定して構築されたeラーニング研修は、効果的に知識やスキルを身につけるための有用な学習ツールとなり得ます。
参加者が積極的に学習に参加したくなるような研修を実現するためには、興味を持ちやすい研修プログラムを構築することが大切です。本記事では、受講者が積極的に参加したくなるeラーニングの研修プログラムづくりのコツを解説します。

eラーニングの目的

eラーニングの主な目的は、インターネット環境を経由して、柔軟かつアクセスしやすい方法で教育の機会を提供することにあります。eラーニングのメリットとして、受講者が時間や場所に縛られず、自分のペースで学習できる環境を提供できることが挙げられます。

eラーニングは、双方向性の高いオンライン教材や動画による講義資料を活用し、従来型のリアル教室で行う集合研修に比べて個別ニーズに寄り添った教育環境を実現できます。eラーニングの活用により、学習者は自身のニーズや興味に合わせて教育コンテンツを選択し、効率的に知識やスキルを習得可能です。

また、管理者にとっても、進捗追跡や評価機能を通じて受講者の学習成果を詳細に把握し、的確な自己評価や改善を促進できるというメリットがあります。eラーニングは、幅広い分野での学習ニーズに応え、受講者の柔軟な学習スタイルをサポートすることで、現代の教育環境において重要な役割を果たしています。

eラーニングについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
eラーニング活用のメリット・デメリットと7つの活用例を一挙紹介
eラーニングを導入するためのポイントと5つのプロセスを徹底解説

eラーニングを実施する際の注意点

eラーニングを実施する際の注意点として、受講者に合った適切な教育設計を行うことや、受講者の主体性に任せきりにしないことなどが挙げられます。

また、「参加する意味がない」と思われないように興味を持たれやすいコンテンツを提供したり、必要に応じて他の研修方法も取り入れたりすることが重要です。

受講者に合った適切な教育設計を行う

eラーニングを実施する際は、受講者にとって最大の効果をあげられるような、適切な教育設計を行うことが重要です。適切な教育設計は、学習者がコンテンツの効果的を最大限に享受し、吸収するための基盤となります。

高い効果を持つeラーニングプログラムを提供するためには、教材の構成、学習目標の明確化、インタラクティブな要素の組み込み、理解度を測るための評価方法の策定などが求められます。

受講者の現在の知識レベル、学習スタイル、モチベーションなどを考慮して、教育コンテンツを個々のニーズに合わせてカスタマイズすることが大切です。効果的な教育設計により、eラーニングは単なる情報伝達ツールではなく、参加者に高い効果をもたらす学習体験を提供できるツールになります。

受講者の主体性に任せすぎない

eラーニングは自己主導型の学習形式であるため、受講者の自律性と主体性を尊重することが重要ですが、主体性に任せすぎると、学習の進捗が滞るリスクがあります。

受講者一人ひとりの学習進度や理解度を管理者側が定期的にチェックして、必要に応じたサポートや指導を提供することが大切です。

例えば、定期的なオンラインミーティングやフィードバックの機会を設定し、学習のモチベーションを維持するとともに、疑問点やつまずきに直面している受講者がいる場合は、迅速に対応しましょう。

また、適切な学習プランや目標設定を通じて、受講者が自分自身の学習を効果的に管理できるようにすることも重要です。

参加する意味がないと思われないコンテンツをつくる

eラーニングのコンテンツは、受講者にとって実務に直結し、価値を感じられるものである必要があります。学習内容が現在の職務や将来的なキャリアパスに関連していることを明確にし、学習する意義を実感できるようにすることが重要です。

モチベーションを高められるコンテンツを提供するためには、実務への関連性を意識したケーススタディやシミュレーションを取り入れるのが効果的です。

また、受講者の関心やニーズに応じて教材を柔軟にカスタマイズし、学習の動機付けを強化することも重要です。

必要に応じて他の研修方法も取り入れる

eラーニングは多くのメリットがある教育手法ですが、実技指導など対面で技術を見せながら学ぶ方が向いている知識・スキルも中にはあり、全ての学習ニーズに対応できるわけではありません。

実践的なスキルやチームワークを身につけるためのディスカッションなど、対面でのコミュニケーションや実地練習を必要とするスキルの習得には、必要に応じて集合研修やワークショップなどの他の研修方法も取り入れましょう。

eラーニングと他の研修方法を適切に組み合わせることで、幅広い学習体験を提供し、受講者の総合的なスキルセットの向上を図ることが可能です。

eラーニングと他の研修についての違いや効果的な取り入れ方については、下記の記事でも詳しく解説しています。
オンライン研修とeラーニングの違いとは?研修効果を高める方法3選を紹介
集合研修とeラーニングのメリットや効果を最大化するポイントを解説

「eラーニングは意味がない」と思われがちな理由

せっかく教育プログラムを用意しても、受講者にとって「eラーニングは意味がない」と思われてしまうと、期待通りの成果を発揮できずに終わってしまう可能性があります。

それでは、なぜeラーニングは受講しても意味がないと思われてしまうのでしょうか。ここでは、よくある4つの理由を紹介します。

インパクトの少ないコンテンツは流し見されやすい

eラーニングで提供しているコンテンツが、受講者の興味を引きつけるインパクトを持たない教材である場合、流し見や飛ばし見が発生しやすくなります。受講者が教材に十分に没入できない環境では、学習効果が低下し、eラーニングの意義を見出せなくなる可能性があります。

この問題を解決するためには、よりインパクトがあり、受講者自身が興味を持って参加できる双方向性の高いものにすることが重要です。

例えば、動画やアニメーション、実践的な演習などの要素を取り入れることで、受講者の関心を引き、積極的な参加を促すことができます。また、ひとつのプログラムを短いセクションに分け、ポイントごとに重要な要素を強調することも、受講者の注意を維持するのに役立ちます。

指定のOSや端末でしか学習ができない

特定のオペレーティングシステム(OS)や端末に限定されるeラーニングプラットフォームは、一部の受講者にとってアクセスが困難になる場合があります。全ての受講者が同じ受講環境を持っているわけではないため、制限が強い環境で提供されるeラーニングは、利便性を大きく損ねて浸透しにくくなる可能性があります。

効果的なeラーニング環境を提供するためには、異なるデバイスやOSでの互換性を確保することが重要です。これにより、受講者は自分の利用可能なデバイスで柔軟に学習することができ、eラーニングへの抵抗感や参加へのハードルを軽減できます。

eラーニングで学習した内容を実務に活かす機会がない

eラーニングの教材が実際の職場環境や仕事の内容と関連していない場合、受講者は学んだ知識を実務に活かすことが困難になります。教育内容が一般化されすぎていたり、現実の職務と関連性が薄すぎたりすると、学習のモチベーションや意義を感じにくくなるでしょう。

受講者のモチベーションを維持し続けるためには、教材をより実務に即した内容に改善し、現場で活用できる具体的な事例や、問題解決のためのケーススタディを取り入れることが効果的です。

実務を想像できる内容を取り入れると、社員はeラーニングを通じて得た知識やスキルを現場で活用しやすくなります。

業務時間外にeラーニングを受講しなければならない

研修が仕事の一部として計画されていない場合、社員は自分のプライベートな時間を使って学習しなければなりません業務時間外にeラーニング研修を受講することが求められる場合、従業員にとって負担が重くなりやすく、eラーニングへのマイナスイメージを強める原因になります。

この問題を回避するためには、研修のスケジュールを可能な限り業務時間内に組み込むことをおすすめします。また、学習の柔軟性を提供し、受講者が自分の都合の良いタイミングで研修を受講できるようにすることも効果的です。

eラーニングの効果的な活用法については、下記の記事も参考にご覧ください。
eラーニングの効果的な活用法と今すぐ取り入れられる実例4選を解説

意欲的にeラーニング研修を受講してもらうための対策

受講者が自主的に高い意欲を持ってeラーニング研修を受講したくなる環境を整えるためには、LMSを活用して学習管理を徹底したり、綿密な教育計画に基づいた有用なプログラムを提供したりする必要があります。

ここでは、意欲的にeラーニング研修を受講してもらうための4つの対策を紹介します。

LMSを活用して学習管理を徹底する

学習管理システム(LMS)の活用は、eラーニングの効果を最大限に引き出すための重要な手段です。LMSの活用により、受講者の学習進捗、成績、参加状況をリアルタイムで追跡し、個々の学習ニーズに合わせたサポートを提供することが可能になります。

例えば、受講者が特定のセッションをクリアできずに苦労している場合、LMSを通じて該当のテーマを扱う追加の資料や個別のサポートを提供できます。

一人ひとりのニーズに合わせた適切なアプローチが可能になることで、受講者は自身の学習過程をより明確に理解し、モチベーションを維持しながら学習を進められるようになります。

綿密な教育計画を立てる

eラーニングの高い学習効果を実感するためには、教育計画の段階で明確な学習目標を立て、効果の高い教材を作成することが重要です。

教育計画においては、受講者の学習スタイルや基礎知識、学習目的を考慮し、現在の知識レベルに合わせてコース内容を調整する必要があります。インタラクティブな教材や実践的な演習などを積極的に取り入れることで、受講者の関心を引き、より効果の高い学習体験を提供できます。

また、定期的な評価や自己評価の機会を設けることで、受講者は自身の進捗を把握し、柔軟な学習計画を立てやすくなります。

実務で活かせるような教育プログラムを提供する

前述のように、受講者がeラーニングによる学習を「意味がない」と感じないようにするためには、コンテンツを実際の職務や業務に直接関連付けることが重要です。

実務に即したケーススタディ、シミュレーション、プロジェクトベースの課題を取り入れることで、受講者は学んだ理論やスキルを具体的な職場環境に応用する方法を学習できます。これにより、eラーニングは単なる知識の吸収から、実務に即した実践的な学習へと変わり、受講者にとっての価値が高まります。

また、業務の現状や将来の課題に対応するための内容に焦点を当てることで、学習の重要性と関連性が受講者に伝わります。

効果的なeラーニングコンテンツの作り方に興味をお持ちの方は、下記の記事でさらに詳しく解説しています。
どうやって作ればいいの?効果的なeラーニングコンテンツの作り方

eラーニングと集合研修を組み合わせる

eラーニングと集合研修を組み合わせることで、受講者にとっての学習体験を大きく向上できます。

集合研修を併用すると、受講者同士が対面でコミュニケーションを取りながらチームワークを高めたり、ディスカッションを重ねて多角的な視点からの知見を獲得したりすることが可能になります。

オンライン環境だけでは十分に習得が困難なスキルを発展させるためには、積極的に集合研修を取り入れることをおすすめします。複数の学習方法を組み合わせることで、それぞれの長所を活かしてより効果的な学習体験を得ることが可能です。

受講者のモチベーションを維持しやすい教育プログラムの提供が重要

受講者のモチベーションを維持しやすい教育プログラムの提供は、学習の成功に不可欠な要素です。
教育プログラムを作成する際は、参加者の関心を引きつけ、継続的な学習意欲を促進できる内容を意識する必要があります。教材の内容を受講者のニーズや興味に合わせてカスタマイズすることで、より実践的で関連性の高い学習体験を提供することが重要です。
eラーニングを活用した効果的な教育プログラムの提供には、次のようなメリットがあります。

管理者へのメリット

・受講者の学習効果を最大化できるため、教育成果の向上が期待できる
・ニーズに応じた教育内容を提供することで、受講者の満足度と参加意欲を高められる

受講者へのメリット

・個々の学習スタイルや興味に合わせた教育を受けられるため、学習の効率と効果が向上する
・実践的な内容を通じて、業務に直接応用できる知識やスキルを獲得できる

組織全体のメリット

・従業員のスキルレベルを均一に高めることで、組織全体のパフォーマンスの向上を促進できる
・モチベーションが高い従業員を育成することで、全体の生産性と業務効率の向上に寄与する

受講者の関心を引き、学習意欲を維持するためには、インタラクティブな教材や実務に即したケーススタディなど、さまざまな要素を取り入れた教材の提供が効果的です。また、受講者の進捗や達成度を可視化することで、自己効力感を高め、学習のモチベーションを持続させることができます。教育プログラムの質を高め、受講者が積極的に参加したくなるような環境を整えることが、学習の成功につながる鍵となるでしょう。

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