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集合研修とeラーニングのメリットや効果を最大化するポイントを解説

業務に必要な知識やスキルを身につけるための機会として、集合研修やeラーニングは重要な役割を果たしています。これらの学習方法はそれぞれ異なるメリットを持ち、適切に組み合わせることで学習の効果を大いに高めることが可能です。
本記事では、集合研修のメリットとデメリット、eラーニングを組み合わせて効果的な研修プログラムを構築するためのポイントなどについて解説します。これから集合研修の開催を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

集合研修とは

集合研修とは、複数の社員や組織メンバーが一箇所に集まり、特定のスキルや知識を共有・習得するための研修方法です。

この手法は、多くの従業員に対して一度にスキルの習得を促せるだけでなく、参加者同士のコミュニケーションを活性化してチームワークの向上にも貢献します。専門家やトレーナーによる直接的な指導を受けることで、具体的かつ実践的な学習が可能になり、より効果的に知識を習得できます。

集合研修は、新入社員教育、リーダーシップ研修、その他の特定スキルの習得など、さまざまな目的に応じて設計されます。目的に応じた効果的な研修内容を設計し、参加者の積極的な参加と相互学習を促すことが大切です。

オンライン研修とは

オンライン研修とは、インターネットを利用して遠隔地から教育やトレーニングを受講する方法です。一箇所に集まって受講する集合研修に比べて時間や場所の制約が少ないため、多忙だったり地方に住んでいたりする受講者でも手軽にアクセスしやすい点がメリットです。

ビデオ会議やウェビナーなど、双方向性の高い学習プラットフォームを活用し、リアルタイムによる配信や、受講者のペースに合わせた教材配信による学習が可能です。

また、デジタルツールを駆使することで、受講者の進捗管理や成果測定も容易になり、一人ひとりに合わせた学習内容を提供しやすいというメリットもあります。企業研修、専門スキルの習得、個人のキャリア開発など、幅広い用途で利用されており、現代の学習環境において重要な役割を果たしています。

オンライン研修についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にご覧ください。
オンライン研修とeラーニングの違いとは?研修効果を高める方法3選を紹介

eラーニング研修とは

eラーニング研修とは、デジタルツールを利用して行われる教育やトレーニングの手法です。eラーニング研修においては、インターネットや「LMS」と呼ばれる専用の学習管理システムを通じて学習用のコンテンツにアクセスし、受講者のペースで学習を進めていきます。

eラーニングの特徴は、場所や時間に制約されず、自分のペースで学べる柔軟性にあります。動画教材や知識の定着を高められるクイズ形式の教材、リアルタイム配信など多様な教材を利用して、学習者の理解を効果的に促進できます。

近年では、従業員や学生のスキルアップや知識の更新のためにeラーニング研修を導入する企業や教育機関も数多く見られるようになりました。また、個人でもキャリア開発や趣味の学習など、さまざまな目的で広く利用されています。

eラーニング研修についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
マイクロラーニングとは?事例からわかる、効果を引き出す仕組み

集合研修のメリット・デメリット

集合研修にはメリットもありますが、一方でいくつかのデメリットもあります。下記の表に、代表的なメリットとデメリットをまとめました。

集合研修のメリット 集合研修のデメリット
・緊張感を維持しやすい
・より実践的なスキルを身につけられる
・社員間のコミュニケーションを活性化できる
・人件費などのコストがかさみやすい
・参加者の日程調整が必須
・個別の習熟度に合わせた調整がしにくい

それでは、メリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

集合研修のメリット

集合研修のメリットは、緊張感を維持しやすい、より実践的なスキルを身につけられる、社員間のコミュニケーションを活性化できるという主に3点にあります。

緊張感を維持しやすい

集合研修では、参加者が同じ空間で学ぶことで、緊張感を持って研修に取り組むことができます。適度な緊張感は参加者の集中力を高め、学習内容の理解を深める重要な要素です。実際の職場環境やチーム内でのコミュニケーションに近い状況での研修は、実務への応用をしやすくする効果も期待できます。

また、他の参加者との競争意識や協調性を育みながら、研修内容により深く没入することができる点もメリットのひとつです。

さらに、講師やトレーナーからの即時的なフィードバックが得られるため、不明点をすぐに解消できるという点でも優れています。

より実践的なスキルを身につけられる

集合研修は、実践的なスキルの習得に特に有効です。講師や専門家による直接的な指導に加えて、ロールプレイング、グループディスカッション、ケーススタディなど、実践に基づいたさまざまな学習方法を取り入れられるため、テキストで書かれた教材を読むだけの研修よりも、理解度を高めやすいといえるでしょう。

例えば、営業トークやプレゼンテーションスキル、チームマネジメントなどの研修においては、実際のシナリオを想定した演習が特に効果的です。また、他の参加者との協力や意見交換を通じて、多角的な視点や解決策を学ぶことができるのも、集合研修ならではのメリットです。

社員間のコミュニケーションを活性化できる

集合研修の大きな利点のひとつに、参加者間での直接的なコミュニケーションが可能であることが挙げられます。グループディスカッションやワークショップなどのチーム単位での活動を通じて、リーダーシップ、チームワーク、問題解決能力など、職場で必要とされる重要なスキルの習得に役立ちます。

また、参加者同士が直接顔を合わせることで、良好な人間関係を築きやすくなり、職場内のコミュニケーションやネットワーキングにも良い影響を与えます。集合研修は、参加者が互いに学び合い、刺激を受け合う環境を提供することで、より豊かな学習体験を実現します。

集合研修のデメリット

さまざまなメリットがある一方で、集合研修にはコスト面や日程調整などの面でいくつかのデメリットも存在します。また、個別の習熟度に合わせた調整がしにくい点にも配慮する必要があります。

人件費などのコストがかさみやすい

集合研修は、講師やトレーナーの人件費、会場のレンタル費用、参加者の交通費や宿泊費など、多くのコストが発生する可能性があります。特に、高度な専門知識を持つ講師を招く場合や、大勢の参加者を収容できる研修会場が必要な際には、コストが増加しやすい傾向にあります。

また、研修に使用する教材や備品、技術サポートなどの準備にも費用がかかります。これらのコストは、特に中小企業や予算に限りがある組織にとって、集合研修を実施する上での大きなハードルになり得ます。

参加者の日程調整が必須

集合研修を実施するためには、参加者全員のスケジュールを調整する必要があります。

多くの従業員が関与する大企業や、業務量が多い組織にとって、参加者全員のスケジュールを研修のために空けることが難しいケースは少なくありません。特に、参加者が別々のプロジェクトや業務に従事している場合、全員が同時に研修に参加するのは困難になりがちです。

研修を実施するために通常業務を休止しなければならない場合もあり、業務の遅延や生産性の低下を招きかねません。このことから、集合研修を実施する場合は、研修計画の初期段階で注意深くスケジュールを考慮する必要があります。

個別の習熟度に合わせた調整がしにくい

集合研修では、研修のペースや内容が全体の参加者に合わせて設計されます。そのため、個々の参加者の学習スピードや理解度に大きな差がある場合、一部の参加者にとっては十分に理解を深められないまま研修が進んでしまう可能性があります。

特に基礎知識やスキルレベルが異なる参加者が混在する場合、研修内容が一部の参加者にとっては簡単すぎる一方で、他の参加者にとっては難易度が高すぎると感じられる可能性もあるでしょう。このような状況は、参加者のモチベーション低下や学習効果の低下につながるおそれがあります。

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集合研修で実施した方が良い研修

集合研修の形式で実施するのが特に効果的なのは、参加者同士の対面でのコミュニケーションや実践的な演習が重要になる研修です。例えば、営業力強化を目的とした研修やプレゼンテーション研修などは、参加者同士の直接的なコミュニケーションや実践に即したロールプレイングが重要になるため、集合研修が適しています。

また、医療、製造業、料理など、特定の実技や技能を必要とする職業訓練も、実際の機器やツールを用いた実践的な指導が必要であり、集合研修に向いています。オンライン研修やeラーニングでは実技を完全に再現することが難しいため、集合研修が推奨されます。

eラーニングを成功させるためのポイントについて知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
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集合研修の効果を最大限に発揮する方法

集合研修の効果を最大化するためには、eラーニングとの併用を検討したり、フォローアップ体制を強化したりする方法が効果的です。また、講義だけでなくグループワークを積極的に取り入れることも有効です。

ここでは、集合研修の効果を高めるためにおすすめの3つの方法について詳しく解説します。

eラーニングと併用する

集合研修の効果を最大限に発揮するために、eラーニングとの併用は非常に効果的です。eラーニングを事前学習や研修後の復習ツールとして活用することで、集合研修での学習効率を高めることができます。

研修の実施前にオンラインで基礎知識を学んでおくことにより、集合研修でより高度な内容や実践的な演習に集中することが可能です。また、研修後の復習や追加学習にeラーニングを用いることで、集合研修で学んだ知識の定着を助ける効果も期待できます。

eラーニングの柔軟性と、集合研修の対面での濃度の高い学習体験を組み合わせることで、より効率的な学習体験を提供できるのです。

フォローアップ体制を強化する

集合研修の効果を維持・向上させるためには、運営側のフォローアップ体制の強化が重要です。研修終了後に定期的なフォローアップを行うことで、学習した内容の実践と反映を促進し、知識の定着を促します。

フォローアップの方法としては、個別の理解度に合わせたフィードバックや追加のワークショップ、オンラインでの質問フォームの提供などが考えられます。また、研修内容を実務に応用できているかを評価して、必要に応じて追加のサポートを提供することも大切です。

講義だけでなくグループワークも取り入れる

集合研修の効果を高めるためには、講義だけでなくグループワークの活用も重要です。グループワークを通じて、参加者同士が協力し合い、異なる視点から問題を解決する経験を積むことができます。

グループワークを活用した集合研修は、知識だけでなく、コミュニケーションスキルやチームワーク、リーダーシップなど、多様なソフトスキルの向上に貢献します。

参加者が積極的に研修に参加し、共同でひとつの成果を生み出すことは、学習内容の定着にも効果的であり、集合研修の利点を最大限に活かす意義でもあります。

eラーニングも取り入れながら、効果を最大化できる研修を開催しよう

集合研修は実務に即した実践的な知識やスキルを学べると同時に、チームとしてのコミュニケーションを活性化させたり、リーダーシップを養ったりする場としても効果的です。

集合研修の効果を最大化するためには、eラーニングを取り入れてオンラインとオフライン双方のメリットを有効活用することがポイントになります。
eラーニングを活用することで、下記のようなメリットがあります。

管理者へのメリット

・受講者の習熟度を一元管理でき、個別のプログラムを提供できる
・教材の一斉配信が可能であり、研修管理を効率化できる

受講者へのメリット

・自身のペースで研修を受けられるため、忙しくても隙間時間で学習を進められる
・何度も繰り返し同じ教材を学べるため復習しやすく知識が定着しやすい

会社全体のメリット

・会場のレンタル費用や講師に支払う費用など、コスト面を節約できる
・知識の定着が高められる

eラーニングにおける学習効果を高めるためには、動画教材の配信が有効です。
PIP-Makerを利用すれば、既存のPowerPoint資料を簡単にeラーニング向けの教材に変換できます。アバターを使用した合成音声のナレーションや、既に録音された音声の追加も可能であり、教材がより魅力的で理解しやすいものになります。
eラーニングの教材作成にお悩みの方は、ぜひPIP-Makerの導入をご検討ください。

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