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株式会社ニチレイ様

部署をまたいで広がった"小さくはじめるDX"
ガイダンス業務の工数を半減させたPIP-Maker

視聴者
グループ社員、海外事業所、
海外赴任者

利用シーン
DX推進、研修、海外監査、
赴任者ガイダンス

動画の内容
業務説明、研修資料、
海外向け監査説明、手続き案内

導入前の課題
導入後の効果

身近な業務改善を社内に広げるきっかけが必要だった

誰でも使いやすい動画作成ツールとして、部署をまたいで活用が拡大

海外事業所への説明や研修対応が十分にできていなかった

多言語動画により、海外事業所への説明・研修をスムーズに展開

海外赴任者向けガイダンスに多くの時間がかかっていた

事前動画の活用により、ガイダンス工数を約45時間から約20時間に削減

手続きや制度の説明が個別対応に偏り、問い合わせも多かった

動画とサポートサイトで情報を共有し、問い合わせ対応の負担を軽減

株式会社ニチレイ様は、冷凍食品を中心とした食品事業と食のインフラを支える低温物流事業を主力とする持株会社で、食を通じて人々の暮らしを支える企業として事業を展開されています。
同社は、DXによる業務の簡素化・平準化を推進する中で、PowerPointを簡単に動画化できるPIP-Makerを導入し、ご活用いただいています。

本記事では、ニチレイグループでPIP-Makerの利活用推進をされた株式会社ニチレイ 情報戦略部 国内情報セキュリティグループの田中啓友様に加え、実際に業務でPIP-Makerを活用されている経営監査部 コンプライアンスグループリーダーの神山哲也様、株式会社ニチレイビジネスパートナーズ 執行役員 兼 給与業務部長の山村愛様、同部署の渡辺直美様、谷浩代様に、PIP-Maker導入の背景や具体的な活用方法、そして、大規模企業においてDXを組織全体へ浸透させていくためのポイントについて伺いました。

情報戦略部 国内情報セキュリティグループ
田中啓友様

はじめに、みなさんが担当されている業務についてお聞かせください。

(田中様)
現在の部署では、主に情報システムや情報セキュリティに関わる業務を担当しています。システム周りの保守や契約、機器のリプレイスに関わる業務のほか、「新しいシステムやツールを導入したい」といった各部署の申請を受けて、情報セキュリティの観点からの精査や承認、運用への提言をするといった業務も行っています。
また、グループの全社員に向けたDXに特化した情報発信の場として、「デジラボ」の運営も担っており、DXに関する情報発信や研修を通じて、社内へのDX浸透を推進してきました。

経営監査部 コンプライアンスグループリーダー
神山哲也様

(神山様)
経営監査部 コンプライアンスグループは、グループ全体が法律や社内規定を遵守して適切に運営されているかを確認する部署です。会計や法律に関する事項に加え、情報セキュリティも含めた幅広い観点から監査を行っています。
また、コンプライアンスやリスク管理に関する研修も定期的に実施しています。

株式会社ニチレイビジネスパートナーズ
執行役員 兼 給与業務部長
山村愛様

(山村様)
私たちが所属する給与業務部は、グループすべての給与計算や社会保険の手続きを担当しているほか、マイナンバーなどの人事情報も一元管理しています。
さらに、海外赴任者へのガイダンスなどの説明業務も担っており、制度や手続きに関する情報提供を行っています。

貴社でPIP-Makerを導入することになったきっかけを教えてください。

(田中様)
DX推進のためのさまざまなツールの導入を検討していた際、たまたまPIP-Makerに出会ったというのが導入のきっかけです。
当社のDX推進では、「従業員一人ひとりがごく当たり前にデータ・テクノロジーを使いこなし、地球と人々に新たな価値を提供し続けます。」と掲げています。
DXというと、大規模なシステム導入といった壮大なプロジェクトをイメージする方もいるかもしれませんが、私たちはDXを広い意味で捉え、身近な業務改善も大切なものだと考えています。

そのため、DXの推進に取り組み始めた当初は、社員のみなさんが手に取りやすいツール、目の前のちょっとした困りごとを簡単に解決できるツールも紹介したいと考えていました。

このような方向性で導入ツールを検討していたときに、パートナー企業に紹介してもらったのがPIP-Makerでした。細かい操作性や使い勝手は事前に確認することができましたし、「誰でも簡単に使える」という点が当社の方針とマッチしていると感じ、導入を決断しました。いわば、社内のDXの機運を高めるきっかけとして、PIP-Makerを導入したのです。

サービスを選定するにあたり、PIP-Maker以外に検討された製品はありましたか?その中で、PIP-Makerを選ぶ決め手になった点は何だったのでしょうか?

(田中様)
他社製品も検討はしました。ただ、PowerPointの資料をアップロードするだけで動画化できるという汎用性、直感的に操作できる分かりやすさなどの面で、PIP-Makerが導入の目的に最も適していました。

また、アバターが標準搭載されている点も魅力的でした。テロップや音声だけだと、やや淡白な動画になりがちですが、アバターに解説してもらうことで、柔らかさや親しみやすさが大幅にアップします。社員の顔に似せたアバターを作れるといった機能もあり、遊び心や温かみのあるツールである点もよかったですね。
そのような理由から、さらに他の製品を探すことなくPIP-Makerを使うことになりました。

現在、PIP-Makerをどのように利用されていますか?

(田中様)
情報戦略部では、「デジラボ」向けのコンテンツをPIP-Makerで作成しています。社内公募のための部署紹介コンテンツ、セキュリティ研修のための動画など、さまざまなコンテンツをPIP-Makerで作成し、発信する他、便利なツールの一つとして、PIP-Maker自体の紹介もしています。

また、ニチレイグループで年間を通して実施している全社eラーニング研修において、コンプライアンスや情報セキュリティ、人事関連などのコンテンツも、各部署にPIP-Makerを共有し、動画化してもらっています。

(神山様)
先述の通り、当部では国内外に点在する多くの事業所の監査を行っていますが、海外の事業所に対しては、コロナ禍の影響もあり、十分な対応ができずにいました。また、国ごとに法令が異なることから、監査の進め方について明確なスタイルを確立できていない点も課題でした。

そうした中、「デジラボ」でPIP-Makerを活用した動画を見る機会がありました。非常に分かりやすいと感じ、詳しい説明を受ける中で、多言語機能が海外事業所向けの説明に適しているのではないかと考えました。

具体的には、日本語版のスライド・原稿を社内で利用可能な翻訳機能を使って翻訳し、外国語版のスライド・原稿を作成。その後PIP-Makerに取り込んで動画化をしています。日本国内でも動画を活用しながら説明を行っていますが、特に海外では、語学に堪能でなくてもその国の言語で説明ができるため、大変助かっています。
また、コンプライアンスやリスク管理に関する研修資料もPIP-Makerで作成しています。

Nichirei do Brasil Agricola Ltda. コンプライアンス監査説明動画より抜粋(2025年度時点)

Nichirei do Brasil Agricola Ltda. コンプライアンス監査説明動画より抜粋(2025年度時点)

(山村様)
給与業務部では、海外赴任者に人事発令が出た際、赴任先での手続きや現地で必要となる制度についてのガイダンスを実施しています。これまでは、2名の担当者が1対1で対応し、1人あたり約2時間をかけて説明を行っていました。

特に4月の定期異動時には赴任者が集中し、多い時には10名程度、対応することもあり、単純計算で約20時間を要する状況でした。同じ内容を一人ひとりに繰り返し説明することが、業務上の負担となっていました。

そうした中、マニュアルの管理や動画制作が可能なツールとして、グループの人事部からPIP-Makerを紹介され、動画によって説明内容の標準化にもつながるのではないかと考えました。

実際の活用としては、これまで使用していたガイダンス資料をPIP-Makerで動画化し、事前に視聴できる形に整えました。これにより、対面説明の前に基本情報を把握してもらえるようになり、ガイダンスの進め方そのものを見直すことができました。

海外赴任者向け年末調整説明動画より抜粋(2025年度時点)

海外赴任者向け年末調整説明動画より抜粋(2025年度時点)

実際にPIP-Makerを利用した感想や取り組みの効果について教えてください。

(田中様)
最初の印象は、使い方が簡単で、非常にスピーディーに資料を動画化できるということでした。専門的な知識やスキルがなくても使用でき、誰でも手軽に業務改善ができると感じ、「デジラボ」で積極的に紹介しています。加えて、複数の社内の会議体を利用して紹介したところ、多くの会社、部署から問い合わせがあり、ニチレイグループ内での導入の輪が着実に広がっています。

「デジラボ」内に、PIP-Makerの問い合わせ窓口を設けていますが、「使いたい」という問い合わせは多く寄せられている一方で、使い方が分からないといった質問を受けることはほとんどありません。
使用した方からの評判も非常に高く、各部署で活用が継続されていることから、業務改善に役立っていると思います。DXのきっかけづくりという点では大成功だと感じています。

また、アバターがある点は、大きな特長の一つだと感じています。PIP-Makerでは、自分の写真をもとにアバターを作成することもできますし、あえて遊び心のあるキャラクターにすることもできるなど、表現の幅が広がります。
動画化の裏で「社内の人が関わっている」という温度感を伝えられる点も魅力です。こうした機能の活用により、より楽しく使ってもらえているのではないかと思います。

一方で、社内でも用途に応じた使い分けは必要だと考えています。例えば、社長あいさつのように本人が話すことが良い場合には必ずしも適しているとは限りません。
こういった使い分けをしながらも、業務改善ツールとして一定の効果を感じています。

(神山様)
海外版の動画コンテンツを作る際は、翻訳や発話スピードの調整といった作業が必要なため、日本語版を作るよりは少し時間がかかりますが、基本的にはPowerPointの資料をアップロードするだけなので簡単です。

最初に作成したのがブラジルで使用するポルトガル語バージョンで、研修前は本当に伝わるかどうか少し不安でしたが、動画を流し終えたときに拍手が起こったのです。海外では、アバターが解説するというスタイル自体があまり一般的ではないようで、その点も新鮮に受け止められたのではないかと思います。

駐在している日本人スタッフからは、「これがあれば、現地で説明する際にうまく伝えられるかもしれない」といった声もありました。実際に受講した現地の従業員からも、「まったく違和感がなかった」との感想を受け、他の海外事業所にも横展開できるという自信が得られました。

PIP-Makerを使うことで、なかなか着手できていなかった海外事業所への対応を実現することができました。現在はポルトガル語、中国語、英語版の動画を作成していますが、今後は、他の国の事業所にも順次展開していきたいと考えています。

(山村様)
動画を事前に視聴してもらったうえでガイダンスを実施する形に変更したことで、当日は質疑応答に集中できるようになりました。個々人の事情によって異なる内容は対面で丁寧に説明できるため、落ち着いて話ができるというメリットがあります。

10名の海外赴任者を担当した場合、ガイダンスやメール対応を含めて約45時間の工数がかかっていましたが、現在は約20時間まで削減できました。単純計算でも半分以下に抑えられており、取り組みとしては大成功だと感じています。

現在は海外赴任者向けのサポートサイトを構築しており、各種手続きの案内動画を掲載しています。赴任後も自身でサイトを確認すれば基礎的な情報を把握できるため、これで体制が整ったと感じています。
以前、別のツールで手続きに関する資料の動画化に挑戦したことがありましたが、編集が複雑で断念した経験があります。PowerPointをスムーズに動画化できるPIP-Makerがあったからこそ、サポートサイトを作ろうという意欲も湧き、ここまで効率的にサイトを充実させることができたと感じています。

株式会社ニチレイビジネスパートナーズ
給与業務部
渡辺直美様

(渡辺様)
事前に動画を視聴してもらっているため、内容を理解したうえでの質問が増えました。「分からない」と言われることもほとんどなく、きちんと理解してもらえていると感じています。

これまでは約2時間のガイダンスの中で、必要な手続きから個別の相談までを詰め込む形だったため、理解が追い付かず、後から多くの問い合わせが発生することもありました。現在は、まず動画で基本的な内容を確認してもらい、その後に対面で個別の説明や質疑応答を行う流れに変更したことで、ガイダンス後のメール問い合わせも減少しています。

これにより、ガイダンスを行う私たちの負担が減少したのはもちろん、ガイダンスを受ける側の負担を解消できたことも大きな成果だと感じています。

ITツールの活用に特別長けているわけではありませんが、PIP-Makerは比較的簡単に操作できました。特にバージョンアップ後は動画を書き出す前にセリフを確認できるようになり、修正もしやすくなった点が良かったですね。

株式会社ニチレイビジネスパートナーズ
給与業務部
谷浩代様

(谷様)
PowerPointをアップロードするだけで簡単に動画化できることにとても驚きました。操作手順もとても分かりやすいので、細かな制作ルールを厳密に決めなくても、「アバターを決める」「項目の題名を決める」「テキストを整える」など最低限の取り決めだけで、ほとんどの作業を迷うことなくスムーズに行えました。

赴任者は、通常業務と赴任準備を並行して進めなければならず、非常に多忙です。そこで、サポートサイトの動画を項目ごとに細かく分け、必要な部分だけを確認できるよう工夫しました。利用した方からも、「分からない箇所は繰り返し視聴できる点が便利だ」という声をいただいています。

これまではメールで個別に質問を受けており、テキストだけで説明するのは難しい部分もありましたが、動画化したことで、必要な情報を分かりやすく届けられるようになりました。

また、海外赴任を検討している段階の方からも、「こういう場合はどうなるのか」といった疑問をサイトで解消できたという声をいただいています。これまで私たちだけが持っていた知識を、誰でもアクセスできる形にできたことは大きなメリットだと思っています。

最後に、同じような課題をお持ちの他社の皆さまに向けメッセージをお願いします。

(田中様)
私たちは、DXを大げさにとらえすぎず、小さな改善やその積み重ねの先にある大きな改善も大切に考えています。

例えば、口頭で行っている説明業務を動画にする、紙の資料を電子化してみる、部署内のデータを集約して整理してみる―― そうした目の前の小さな業務の平準化や簡素化から始めることも大切だと考えています。

その積み重ねによって、社員が「楽になった」と感じるだけでなく、「取り組むこと自体が楽しい」と思える状態をつくること。それがDXを前向きに進めるための入り口になるとよいのではないかと思います。

その際に大切なのは、誰にとっても使いやすいツールを選ぶことです。当社にとっては、PIP-Makerがまさにその条件を満たしたツールでした。DXや業務変革という言葉に構えすぎることなく、業務の小さな悩みを解決するところから、始めてみることをお勧めします。

<4COLORSスタッフ一同より>
この度は、ご多忙の中、取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。
「DXをもっと身近なものとして捉える」というお考えのもと、説明業務の動画化や資料の電子化といった身近な改善から取り組みを重ねてこられたというお話がとても印象に残りました。
小さな業務の平準化・簡素化を積み重ねることで、社員の皆さまが“楽になり”“楽しく”前向きに取り組める環境を整えていく。その思想こそが、持続的なDXを支える本質であると感じました。
さらに、「デジラボ」をはじめとする全社的な取り組みによって、個別の改善を組織の仕組みへと発展させていく体制づくりにも、大きな学びをいただきました。
その一端を当社サービスが支援できていることを、大変光栄に存じます。本記事が、同じようにDXの推進に取り組まれている皆さまの一助となれば幸いです。

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