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Meiji Seika ファルマ株式会社様

医薬品の説明動画の制作期間が6分の1以下に短縮!
オリジナルアバターも活用して
注目度を高めるPIP-Makerの活用方法

Meiji Seika ファルマ株式会社様は、長年培ってきた技術や知識を活かし、幅広い領域で医療用医薬品の研究開発、製造、販売を行っています。

Meiji Seika ファルマ様は、MR(医薬情報担当者)が医師と対面で情報提供する機会の減少に課題を感じていました。そこで、医療説明に動画を活用する方法を検討し、手軽に多くのコンテンツを制作できるツールとしてPIP-Makerを導入されました。

本記事では、マーケティング・エクセレンス部 西岡正敏様に、同社の製品説明動画制作におけるPIP-Maker導入の効果や活用方法、大きな反響を呼んだオリジナルアバターの採用などについてお話をうかがいます。

大きな反響を呼んだオリジナルアバターの採用

はじめに、貴社のご紹介と担当されている業務についてお聞かせください。

Meiji Seika ファルマは、明治ホールディングス株式会社のグループ会社として医療用医薬品の研究開発、製造、販売を行っている会社です。明治グループは大きく医薬品と食品関係の事業に分かれており、株式会社明治が食品部門、私たちMeiji Seika ファルマが医薬品部門を担当しています。

当社の強みは、長年にわたって取り組んでいる感染症領域にあります。現在はグループ会社のKMバイオロジクス株式会社が予防としてのワクチンを扱っており、Meiji Seika ファルマで販売をしています。また、治療の側面では、感染症の抗菌薬に加え、中枢神経領域やがん領域などにも事業を展開してきました。

私は営業本部に所属しており、医療施設に訪問して医薬品の情報を提供するMR(医薬情報担当者)の活動を支援する業務に携わっています。

PIP-Makerを導入したきっかけについてお聞かせください。

まずは、医療現場における働き方改革の影響がありました。以前はMRがアポイントなしで医療機関に訪問しても医師と面会できるケースが多かったのですが、近年はアポイントが厳格化し、面会できる機会が減少しています。

また、医師の長時間労働を防ぐために、業務時間内で効率良く必要な情報を得たいというニーズが高まっています。そのニーズの高まりに伴い、私たちが運営している医療従事者向けの会員制サイトの重要性も増してきました。実際に医師を対象としたアンケートや当社への問い合わせとして「サイト上の動画で端的に情報を得たい」という要望が寄せられていました。

他にも、当社は扱っている医薬品の品目が多いため、MRが限られた面会時間内ですべての製品情報を詳しく説明することが困難です。そこで、当社が扱っている医薬品の紹介を動画コンテンツに落とし込む「バーチャルMR」を考案しました。

しかし、動画コンテンツの制作は、質の高いものを作ろうとすると高額なコストがかかり、制作期間も3ヶ月から半年ほどかかってしまいます。そこで、コストと制作期間の課題を解決するために、手軽かつ効率的にコンテンツを作成できるツールを探していたところ、PIP-Makerに出会いました。

忙しい医療従事者には端的に動画で情報収集が可能となります。加えて、プロダクトチームの動画制作の負担軽減、オウンドサイトのコンテンツ充足といったことにもつながります。結果的に医療貢献につながりますので、まるで三河商人の言葉「三方よし」となるのではないかと思いました。

PIP-Maker導入の決め手となったポイントはどこでしょうか?

決め手となったポイントは、手軽に動画を作成でき、動画を資産として会社に残せる点です。動画コンテンツを制作するツールの中には大掛かりなシステム開発が必要だったり操作が複雑だったりするものも多いのですが、PIP-Makerは導入に手間がかからず、操作性にも優れているツールです。

また、サブスクリプションのサービスは退会後にコンテンツは利用できなくなることが多いのですけど、PIP-Makerで作成した動画はMP4形式でダウンロードできるため、コンテンツをクラウド上のみならず、資産として会社にも残せます。このように一度作成したコンテンツを永続的に使い続けられるのは嬉しい点です。

PIP-Maker では「1,000万円以上もかけてシステムを導入したけれど、成果が出ないから断念しよう」といったリスクがまったくありません。手軽に導入と制作ができて、会社にコンテンツを残せるのは大きな魅力でした。

PIP-Makerの活用方法や導入して得られた効果をお聞かせください。

現在は、主に会員制サイトでの医薬品紹介用コンテンツとして活用しています。製品の基本情報や特徴など、医師が知りたい情報をコンパクトにまとめた動画を制作し、サイト上で公開しています。制作の流れとしては、MRの説明会用スライドの短縮版を作成してもらい、それをPIP-Makerで動画化しています。

PIP-Makerを導入したことで、制作時間が大幅に短縮しました。従来のコンテンツ制作では3ヶ月から半年かかっていたものが、今は1ヶ月以内に短縮できています。特に、スライドが完成していれば動画の制作は2時間ほどで完了するため、とても助かっていますね。

制作期間が大幅に短縮されたことで、会員制サイトのコンテンツ数も増加しました。導入から3〜4ヶ月で19個のコンテンツを作成できており、MRが直接訪問できなくても医師が必要なときに必要な情報を得られる環境が整ってきています。

コンテンツ数が増えるにつれ、閲覧数も増えてきました。さらに認知を広げるために、現在はコンテンツの更新情報を月2回程度メールマガジンで案内しています。また、サイト上にバナーを設置したり、MRがメールで医師に直接案内したりするケースもありますね。今後もコンテンツを充実させていき、さらなる効果を期待しています。

バーチャルMR:PIP-Makerを使った医療関係者向け説明動画の一例

バーチャルMR:PIP-Makerを使った医療関係者向け説明動画の一例
※医療関係者向け会員サイトの動画資料のため、スライドはイメージ図となります。

PIP-Maker導入後の反応や、使ってみた感想をお聞かせください。

医師からは「思ったより自然に話している」と驚かれることがありました。MRに視聴してもらった際も、滑らかな話し方や自然な印象について好意的な反応が多かったですね。

また、実際に運用を始めるとMR側から「自分が紹介している製品のコンテンツもあった方がいい」などという積極的な意見が出てくるようになりました。医師の働き方に合わせて「バーチャルMR」を始めた結果、MRの働き方も効率化できるコンテンツになりました。

PIP-Makerの操作性については、非常に使いやすいと感じています。以前は研修資料などに音声をつける際、パワーポイントを一枚ずつ音声化する作業が手間でしたが、PIP-Makerでは一括で処理できるため効率が大幅に改善しました。

導入初期には医療用語特有のイントネーションなどで苦労した部分もありましたが、4COLORSのご担当者の手厚いサポートで助けていただきました。PIP-Makerの使い方だけでなく、私たちが紹介したい製品を理解して「それは対話形式で作るといいですよ」など、効果的な表現方法まで教えてくれることには驚きましたね。

PIP-Makerの活用で工夫していることをお聞かせください。

最も工夫したのは、オリジナルキャラクターである「明治セイカ」の誕生です。PIP-Makerではオリジナルのアバターを使えるので、Meiji Seika ファルマの顔となるようなキャラクターを生み出しました。文字だけでも情報は伝えられると思いますけど、エンターテイメント性を持たせることで、より多くの医師に見ていただけるのではと考えたからです。

キャラクター開発にあたっては「ロボット」や「犬」といった人間以外も含めて多くの案が出ましたけど、まずは、会社名とすぐにリンクできる名前の人にしようと考え、明治セイカという名前に決めました。説明動画なので、MRであること、「セイカ」という名前であることからまずは女性のMRをイメージしたキャラクターにしました。当社はMRの女性比率が高く、多様な働き方や生き方をしている女性社員が数多く活躍しています。そうした社員を応援する思いも込めています。また、「親しみやすさ」「信頼性」「真面目さ」といった当社のMRのイメージを体現するキャラクターであることも意識しました。

さらに、明治セイカのデビューを盛り上げるために、医療業界では前例のないであろうマーケティング手法である「プロダクトローンチ」や「ティザーキャンペーン」の手法を、戦略的に取り入れました。2つのキャラクターデザイン案を黒塗りで用意し、医療従事者に投票してもらう形式で行い、最終的には6,441票もの投票が集まっています。

結果発表時には過去最多のPV数(アクセス数)を記録し、当社の予想を大きく上回る反響でした。現在は説明動画内だけでなく、講演会の開始案内動画などにも登場しています。

医療関係者専用会員制サイト上で実施したキャラクターの投票結果

医療関係者専用会員制サイト上で実施したキャラクターの投票結果

最後に、動画ツールの導入を検討されている他社の皆さまにメッセージをお願いします。

PIP-Makerは対外的な用途だけでなく、社内研修にも非常に効果的だと感じています。文字だけのスライドではわかりにくい内容でも、音声と動画で説明することで格段に理解度が高まります。

明治セイカのようなオリジナルキャラクターでなく、PIP-Makerにある既存のキャラクターでも十分魅力的なコンテンツが作れますし、対談形式にすれば単調な説明より印象に残りやすくなるでしょう。

既存の資料をベースに手軽に動画化できる点がPIP-Makerの魅力です。大規模なシステム構築も必要ないので、ぜひ動画コンテンツの制作に悩んでいる方は試してみるべきだと思います。

<4COLORSスタッフ一同より>
西岡様、この度は貴重なご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
医療現場の環境が日々変化する中、貴社の業務において当社サービスが一助となっていることをお伺いし、大変嬉しく思っております。
また、近年当社が特にご提案している「アバターによる動画内での解説の有用性」について、まさに貴社においてその価値を最大限に引き出し、ご活用いただいている様子をうかがい、非常に感銘を受けました。
貴社の取り組みを支える一助となれるよう、スタッフ一同、今後もより良いサービスの開発と、お客様へのサポートに邁進してまいります。
今回の記事が、皆様のご参考になれば幸いです。

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